日本航空(JAL/JL、9201)は9月30日、Wi-Fi対応機器による機内インターネット接続サービスを10月1日から拡充すると発表した。国際線は全クラスを対象に無料提供し、国内線は動画のストリーミング再生にも対応する。
国際線は、ファーストとビジネスの両クラスを時間制限なしで無料化する。プレミアムエコノミーとエコノミーは1時間のみで、その後は有料プランを購入することで引き続き利用できる。いずれも10月1日の日本発便から利用でき、共同運航(コードシェア)便を除くすべてのJAL便が対象となる。動画視聴サービス、音声・ビデオ通話は利用不可。
現在の国際線はネット接続を有償で提供しており、1時間プランは10.15米ドル(約1500円)、3時間プランは14.40米ドル、24時間使える「フライトプラン」は18.80米ドルとなっている。データ使用量は無制限。
国内線はウェブサイトの閲覧やメールなどのテキスト通信に加え、ストリーミング再生にも対応する。対象はJALと日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)運航便で、JALは10月1日から、JTAは12月下旬から対応する。また、JALグループで伊丹空港を拠点とするジェイエア(JAR/XM)運航便のうち、エンブラエル190(E190)型機でも10月1日から利用できる。このほか下期からは、TBSなどJNN28局のニュースサイト「TBS NEWS DIG Powered by JNN」の視聴への対応も予定する。
JAL本体は10年前の2014年7月に、ネット接続サービスを国内航空会社として初導入。当初は有料だったが、2017年6月に日本で初めて国内線で機内インターネット接続の無料サービスを始めた。
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