関空、総旅客279万人　訪日客30％増＝8月実績

　関西国際空港と伊丹空港（大阪国際空港）、神戸空港を運営する関西エアポートグループの2024年8月利用実績（速報値）によると、関空の国際線と国内線を合わせた総旅客数は、前年同月比23％増の279万1100人だった。新型コロナウイルス感染症（COVID-19）流行前の2019年同月と比較すると3％減で、コロナ前近くまで回復し3カ月連続で250万人を超えた。

8月の総旅客数が279万人だった関西空港（資料写真）＝PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　国際線の旅客数は30％増（19年同月比3.4％減）の214万7887人で、2年7カ月連続で前年を上回った。このうち外国人旅客は30％増（14.5％増）の158万3376人で、速報値として2年6カ月連続の前年超え。7カ月連続でコロナ前を上回った。日本人旅客は30％増（33.1％減）の54万9741人で、3年4カ月連続で前年を上回った。また、通過旅客は17％増の1万4770人だった。

　国内線の旅客数は4％増（2％減）の64万3213人で、10カ月ぶりに前年を上回った。

　国際線と国内線の旅客と貨物便を合わせた総発着回数は21％増（6％減）の1万7114回で、3年5カ月連続で前年を上回った。国際線全体では29％増（7％減）の1万2800回で、3年3カ月連続で前年超え。このうち旅客便は40％増（10％減）の1万1235回で3年5カ月連続で前年を上回った。貨物便は前年同月比17％減の1481回で前年同月を割り込んだものの、2019年同月比では26％増で高水準となった。国内線は2％増（3％減）の4314回だった。

　国際貨物量は4％増（1％増）の6万1945トンで4カ月連続で前年を上回った。国内貨物量は5％増の907トンだった。

　伊丹空港の旅客数は6％増（19年同月比12％減）の142万527人だった。発着回数は3％増（2％減）の1万2119回で、貨物量は2％増の7121トンだった。

　神戸空港の旅客数は6％増（19年同月比1％増）の33万3576人。発着回数は6％減（1％増）の2738回だった。

関連リンク
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・関空の訪日客、過去最高2カ月連続＝7月実績（24年8月24日）