全日本空輸(ANA)とスターフライヤー(SFJ、9206)は1月10日、SFJが3月30日から1日3往復で開設する中部-福岡線で、同日からコードシェアを実施すると発表した。
コードシェア実施に伴い、ANAの中部-福岡線は現在の1日9往復から1日6往復へ減便する。SFJの中部就航は初めてで、同路線のフライト時間は1時間20分程度。
SFJの筆頭株主であるANAは、SFJが運航する羽田-北九州線、羽田-関西線でコードシェアを実施しており、2月1日からは羽田-福岡線でも開始し、中部-福岡線は両社がコードシェアを実施する4路線目となる。
経営悪化に伴い、SFJは現在運航している5路線のうち、関西-福岡線は2月20日から、北九州-釜山線は3月30日から運休する。このため、中部-福岡線開設後は、SFJの全路線でANAとのコードシェアが実施されることになる。
中部-福岡線でのコードシェア実施により、SFJは中部圏での販売強化や知名度向上を見込む。2014年3月期通期の業績への影響は、3月30日から実施のため軽微とし、業績予想の変更はない。
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