エアライン, 機体 — 2024年8月28日 12:00 JST

ATR、納入1700機到達 38年8カ月で

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 仏ATRは、累計の納入機数が1700機に到達したと現地時間8月26日に発表した。初号機の納入から38年8カ月での到達となった。

エールコルシカのATR72-600(ATR提供)

 1700機目となったのは、仏エールコルシカ(CCM/XK)のATR72-600型機(登録記号F-HXKZ)。同社7機目のATR72-600で、ATR72-500からの機材更新が完了した。

 ATRは1985年12月3日に、初号機となるATR42-300(F-GEGE)を仏エールリトラル(LIT/FU)へ納入。1000機目の到達は2012年5月3日で、初号機納入から26年5カ月かかった。1500機目は2018年11月29日に印インディゴ(IGO/6E)へ、1600機目は2021年12月17日にニュージーランド航空(ANZ/NZ)へ、それぞれ引き渡している。

 日本では、天草エアライン(AHX/MZ)が初導入し、2016年2月20日にATR42-600(1クラス48席)を就航させた。その後、日本航空(JAL/JL、9201)グループで鹿児島空港を拠点とする日本エアコミューター(JAC/JC)がATR42-600(同48席)とATR72-600(同70席)を導入。2020年4月12日には、JALグループで札幌の丘珠空港を拠点とする北海道エアシステム(HAC、NTH/JL)が、ATR42-600(同48席)を就航させた。

 長崎空港を拠点とするオリエンタルエアブリッジ(ORC/OC)もATR42-600を2機導入済みで、2023年7月1日に初号機(JA10RC)が就航。今年1月31日に就航したトキエア(TOK/BV)はATR72-600を2機導入済みで、3機目を早ければ9月にも導入する見通し。また、地域航空会社の設立を目指す「ジェイキャスエアウェイズ」(JCAS、東京・千代田区)もATR72-600のリース契約で合意している。

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