エアライン — 2024年8月22日 19:15 JST

スカイマーク、普通運賃最大2800円値上げ 神戸乗継ぎ拡大、仙台-那覇も=冬ダイヤ

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 スカイマーク(SKY/BC、9204)は8月22日、冬ダイヤ(10月27日から25年3月29日)の運航スケジュールと運賃を決定したと発表した。神戸での乗り継ぎ便をさらに拡大し、仙台-那覇間を新たに設定。夏ダイヤと比較し、羽田-福岡と札幌(新千歳)-福岡の2路線を増便する一方、羽田-札幌など4路線を減便する。また普通運賃を最大2800円値上げする。

—記事の概要—
運賃
増減便

運賃

神戸乗り継ぎ便を拡大し仙台-那覇間を新たに設定するスカイマーク=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 運賃の値上げは、冬ダイヤ期初の10月27日搭乗分から適用する。燃料を含む世界的なコスト上昇などによるもので、羽田-神戸と那覇-下地島の2路線を除く21路線で引き上げる。大人普通運賃の値上げ幅は路線により異なり、ゴールデンウイークや夏休み、連休などの「繁忙期」は400円から2800円、それ以外の「通常期」は800円から2700円となる。鹿児島-奄美大島線は繁忙期のみ引き上げる。

 「乗継運賃」は、新たに神戸で乗り継ぐ仙台-那覇間も対象となる。乗り継ぎ利用の場合、神戸-那覇線の片道運賃は、通常期が7000円、繁忙期が9000円となる。

増減便

 冬ダイヤでの増便は2路線で、現行の夏ダイヤ(10月26日まで)で1日12往復の羽田-福岡線を同13往復に、1日1往復の札幌-福岡線を同2往復に、それぞれ増便する。

 減便は夏季運航の福岡-下地島線を含め4路線で、夏ダイヤで1日9往復の羽田-札幌線を同8往復に、1日4−5往復の那覇-神戸線を同4往復に、1日2−3往復の福岡-那覇線を同2往復に減便。福岡-下地島線は冬ダイヤ期間中は運航しない。

 また、夏ダイヤで増便した札幌-神戸線と札幌-中部線は、冬ダイヤも増便を継続。夏ダイヤ同様、神戸線は1日4往復、中部線は同3往復運航する。

 スカイマークは冬ダイヤで23路線を運航し、1日77往復154便を計画する。24路線1日77-78往復154-156便だった夏ダイヤと比較すると1路線減で、便数は最大1往復2便減となる。

関連リンク
スカイマーク

スカイマーク、カスハラ対処方針策定(24年8月7日)
FDAとスカイマーク、乗り継ぎ手荷物の連帯運送 段階的に全路線(24年6月25日)
スカイマーク、鹿児島便が1000万人「身近で使いやすく」(24年6月13日)
スカイマーク、自社養成初の機長誕生 1期生3人が昇格(24年6月11日)
スカイマーク洞社長、神戸や福岡新路線に意欲 25年に発着枠増(24年5月20日)
スカイマーク本橋専務、新社長就任で「リスクに挑戦する文化と回復力つけたい」(24年5月16日)
スカイマーク、普通運賃を最大1500円値上げ 神戸-札幌増便、1日4往復に=夏ダイヤ(24年1月24日)