日本航空(JAL/JL、9201)は8月22日、カザフスタンのエア・アスタナ(KZR/KC)とコードシェア(共同運航)契約を締結したと発表した。開始時期は、エア・アスタナが2026年春ごろに計画する東京路線の就航に準ずるとしている。JALはカザフスタンがある中央アジアへの直行便は未就航で、コードシェアにより両国間の利便性向上を狙う。
コードシェアはエア・アスタナが開設するアルマトイ-東京間のほか、両国の国内線が対象となる。JALはエア・アスタナが運航するアルマトイ以遠のアスタナとアティラウ線にJALの「JL」便名を、エア・アスタナはJALの東京以遠の国内線に「KC」便名を付与する。対象は札幌と名古屋、大阪、福岡、那覇の各都市。JALによると詳細は未定で、路線とスケジュールは変更の可能性があるとしている。
エア・アスタナは2001年に設立。2002年5月に1路線目となるアルマトイ-アスタナ線を就航し、同年9月に初の国際線となるアルマトイ-ドバイ線を開設した。同国内でのシェアは2023年末時点で国際線が45%、国内線が67%だという。
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