長崎空港を拠点とするオリエンタルエアブリッジ(ORC/OC)は8月21日、年末年始の福岡-福江線を期間増便すると発表した。通常は1日2往復で、多客期は同4往復運航する。同社の路線は10路線で、冬ダイヤ(10月27日から25年3月29日)は1日最大26往復運航する。
福岡-福江線の増便期間は12月28日から2025年1月5日まで。同路線の通常便はデ・ハビランド・カナダDash 8-400(旧ボンバルディアQ400、1クラス74席)で運航するが、増便分には仏ATR製ATR42-600型機(同48席)を投入する。
一方、冬ダイヤ期間の一部日程で、長崎-福江と長崎-対馬の2路線を減便する。ATR42-600の耐空検査によるもので、1日3往復の福江線と同4往復の対馬線は、減便後にそれぞれ1日2往復となる。減便は11月1日から28日までと、12月1日から19日まで。
ORCの機材はATR42-600が2機、Q400が3機。このうちATR42-600は長崎からの離島路線へ投入する。Q400は全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)からのリース機で、ANA塗装のままORCのパイロットと客室乗務員が運航している。1クラス39席のQ200も保有していたが、6月30日に運航を終え、同日付で退役した(関連記事)。
関連リンク
オリエンタルエアブリッジ
・ORCのQ200、23年で全退役 最終3号機、6/30に運航終了(24年6月20日)
・ANA/JAL共同離島事業、協議会設立 5社連携強化、九州コードシェア継続(23年10月25日)
・ORC、ANA塗装Q400で中部拠点を強化 福岡新設、秋田増便=冬ダイヤ(23年8月28日)
・おむつ交換台もある新機材 写真特集・ORC ATR42初号機(23年7月10日)