エアライン — 2024年8月22日 12:35 JST

ORC、福岡-福江を年末年始増便 ATR耐空検査で一部減便も=冬ダイヤ計画

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 長崎空港を拠点とするオリエンタルエアブリッジ(ORC/OC)は8月21日、年末年始の福岡-福江線を期間増便すると発表した。通常は1日2往復で、多客期は同4往復運航する。同社の路線は10路線で、冬ダイヤ(10月27日から25年3月29日)は1日最大26往復運航する。

冬ダイヤは1日最大26往復運航するORC=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 福岡-福江線の増便期間は12月28日から2025年1月5日まで。同路線の通常便はデ・ハビランド・カナダDash 8-400(旧ボンバルディアQ400、1クラス74席)で運航するが、増便分には仏ATR製ATR42-600型機(同48席)を投入する。

 一方、冬ダイヤ期間の一部日程で、長崎-福江と長崎-対馬の2路線を減便する。ATR42-600の耐空検査によるもので、1日3往復の福江線と同4往復の対馬線は、減便後にそれぞれ1日2往復となる。減便は11月1日から28日までと、12月1日から19日まで。

 ORCの機材はATR42-600が2機、Q400が3機。このうちATR42-600は長崎からの離島路線へ投入する。Q400は全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)からのリース機で、ANA塗装のままORCのパイロットと客室乗務員が運航している。1クラス39席のQ200も保有していたが、6月30日に運航を終え、同日付で退役した(関連記事)。

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