日本航空(JAL/JL、9201)の新長距離国際線機材エアバスA350-1000型機の4号機(登録記号JA04WJ)が8月17日夜、就航した。初便は羽田発ニューヨーク(JFK)行きJL4便で、羽田の145番スポットから午後6時40分(定刻同30分)に出発した。当初は19日に就航予定だったが、2日前倒しとなった。
A350-1000はJALの新たな国際線フラッグシップで、今年1月24日に1路線目の羽田-ニューヨーク線、4月17日にダラス・フォートワース線に就航。ファーストクラスとビジネスクラスはJAL初の個室タイプのシートを採用した。年度内に3路線目のロンドン(ヒースロー)線に就航する見通し。
座席数は4クラス239席で、ファーストが6席(1列1-1-1席)、ビジネスが54席(同1-2-1席)、プレミアムエコノミーが24席(同2-4-2席)、エコノミーが155席(同3-3-3席)。ファーストクラスは座席上のオーバーヘッドビン(手荷物収納棚)をすべてなくし、ビジネスは窓側のみとすることで開放感のある客室に仕上げた。
ビジネスクラスはベッドの長さを従来より約10センチ長い最大約198センチ(78インチ)、幅は最大約56センチ(22インチ)とし、足もとまで広いフルフラットベッドに仕上げた。プレエコはクラス初の電動リクライニングシートを採用し、後ろの席に背もたれが倒れない「フィックスド・バック構造」や4K対応の16インチモニター、フットレストなどが特徴となっている。
4号機は、エアバスの最終組立工場がある仏トゥールーズを現地時間7月31日に出発し、羽田には翌8月1日に到着。客室に金の鶴丸ロゴを掲げるなど、JALが機体受領後に行う就航前の整備作業が行われていた。
JALは、A350-1000を置き換え対象のボーイング777-300ER型機と同数の13機導入する計画で、5号機(JA05WJ)まで受領しており、今年度内に8機体制を目指す。1路線目の羽田-ニューヨーク線は、週14往復(1日2往復)全便をA350-1000で運航している。2路線目のダラス線への投入は、4月に隔日運航で始まったが、7月1日から8月18日までは777-300ERでの運航となっており、19日から隔日で投入を再開し、29日からは毎日運航を予定している。
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JAL国際線 AIRBUS A350-1000
日本航空
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(1)ダブルベッドも可能な個室ファーストクラス
(2)個室内で完結する足もと広々ビジネスクラス
(3)後ろを気にせず電動リクライニングできるプレエコ
(4)4K13インチ画面エコノミーは快適さ追求
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