エアライン, 官公庁, 空港 — 2024年8月8日 19:52 JST

宮崎で震度6弱、欠航7便 気象庁「巨大地震注意」発表

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 8月8日午後4時43分ごろ、宮崎県で最大震度6弱を観測する地震があった。気象庁によると、震源は日向灘、震源の深さは約30キロで、地震の規模はマグニチュード7.1と推定される。宮崎空港は津波注意報が発令中の地域にあり、滑走路点検を終えたものの、施設の安全性を確認しているため、午後7時20分の時点では運航再開の見通しが立ってない。

8日16時43分ごろ発生した地震の震度分布(気象庁のサイトから)

 気象庁は8日午後7時15分、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表。南海トラフ地震の想定震源域では、大規模地震の発生可能性が平常時に比べて相対的に高まっていると考えられるとして、注意を呼びかけている。

 気象庁では、大規模地震に対する備えを1週間は続けてほしいという。一方で、1週間をすぎれば安全という意味ではない、としている。

 宮崎空港発着便への影響は、欠航が7便決定しているほか、目的地変更が出ている。 航空各社によると、宮崎空港以外では今回の地震の影響による欠航は発生していないという。

 全日本空輸(ANA/NH)では、宮崎発伊丹行きNH1156便とNH512便、伊丹発宮崎行きNH509便の計3便が欠航。目的地変更は1便で、伊丹発宮崎行きNH1155便が福岡へ向かった。

 日本航空(JAL/JL、9201)では、伊丹発宮崎行きJL2441便と折り返しのJL2442便の計2便の欠航が決まった。伊丹空港の運用時間内の運航が困難なためだという。

 宮崎空港に本社を置くソラシドエア(SNJ/6J)によると、宮崎発中部行き6J110便と折り返しの6J109便の計2便が欠航。羽田発宮崎行き6J61便が中部空港へ目的地を変更し、午後6時19分に到着した。6J61便は宮崎へ向けて午後7時50分に中部を出発済みで、宮崎には午後9時に到着を予定している。

 ソラシドエアによると、同社の本社に損傷はなかったが、ターミナルではカウンターの一部損傷、2階での水漏れが報告されているという。

*「巨大地震注意」に関する情報を追記しました。(24年8月8日 20:05 JST)
*6J61便の中部出発情報を更新しました。(24年8月8日 20:01 JST)

関連リンク
気象庁 地震情報
宮崎空港
全日本空輸
日本航空
ソラシドエア