大韓航空(KAL/KE)のボーイング787-10型機が1路線目のソウル(仁川)-成田線に7月25日から投入されている。現在受領済みの機体は初号機(登録記号HL8515)のみで、787の最終組立工場があるサウスカロライナ州ノースチャールストンの「BSC(ボーイング・サウスカロライナ)」を現地時間7月19日に出発し、ソウルの仁川国際空港には20日に到着した。
787は標準型の787-8、長胴型の787-9、超長胴型の787-10の3機種で構成され、787-10は胴体がもっとも長い。韓国では大韓航空が初導入となり、オプション10機を含め最大50機を導入する。確定分のエンジンは米GE製GEnx-1Bを選定している。
座席数は2クラス325席で、ビジネスクラス「プレステージクラス」が36席、エコノミークラスが289席。ビジネスクラスはドア付き個室タイプの新シート「プレステージ・スイート2.0」となる。ビジネスとエコノミー両クラスとも機内Wi-Fiサービスを提供する。
ビジネスクラスは1-2-1配列で、パーティションの高さは132センチ。フルフラットシートは長さが78インチ(198センチ)、シートピッチが46インチ(117センチ)、シート幅は21インチ(53センチ)で、個人空間を確保したシートに仕上げた。中央席のうち、内側同士で接するE席とF席は、パーティションを下げるとダブルベッドのように利用できる。
個人用モニターは4K対応の24インチ。収納コンパートメントやスマートフォンのワイヤレス充電器、220V/110Vコンセント、Type-Cの充電用USB端子を備える。
エコノミーは3-3-3配列で、シートピッチが32インチ(81センチ)、シート幅は17.2インチ(44センチ)。最大120度リクライニングでき、個人用モニターは4K対応の13インチで、電源コンセントとType-Cの充電用USB端子を備える。
ソウル-成田線などの近距離路線で運航後は、欧米などの中長距離路線への投入を予定している。
*個室ビジネスクラスの写真特集はこちら。
*写真は8枚。
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大韓航空
写真特集・大韓航空787-10(全3回)
(1)ビジネスクラスはドア付き個室「プレステージ・スイート2.0」
(2)エコノミーは4K対応13インチ画面
(終)胴体最長68.3mの787
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