エンブラエルは現地時間8月1日、LOTポーランド航空(LOT/LO)がE195-E2型機の同社向け初号機(登録記号SP-LEA)を導入したと発表した。初号機を含む全3機をリース導入する計画で、10月までにすべてがそろう見通し。
座席数は1クラス仕様の136席。航空機リース会社の米アゾーラがリースする。LOTは8月11日に同機の就航を計画している。
E195-E2は、エンブラエルが開発した次世代リージョナルジェット機「E2シリーズ」のうち、胴体がもっとも長い機体。従来のエンブラエル170(E170)とE175、E190、E195で構成する「Eジェット」(E1)の後継機で、E175-E2とE190-E2、E195-E2の3機種で構成する。新型エンジンや新設計の主翼、主脚の格納した際のドアなどで、燃費を向上させた。1クラス構成の標準座席数は、E175-E2が88-90席、E190-E2が106-114席、E195-E2が132-146席となる。
LOTは欧州最大規模となる43機のEジェットを保有。E170(1クラス仕様76席)が5機、E175(同82席)が15機、E190(同106席)が8機、E195(同112/118席)が15機となっている。
Eジェットは1999年にローンチし、2004年に引き渡しを開始。初号機はE170でLOTが受領し、同年3月17日のワルシャワ-ウィーン線がEジェット初の商業便となった。
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