空港 — 2024年7月31日 15:20 JST

関西空港、車いす利用時の移動支援 手配・サポート集約、航空会社らの負担軽減へ

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 関西国際空港を運営する関西エアポート(KAP)は、車いす利用客への移動支援を8月1日に始める。車いすの手配や移動サポートなどをKAPが請け負うことで、航空会社やハンドリング会社などの負担を軽減し、人手不足の解消につなげたい考え。KAPによると、同サービスは国内の空港運営会社としては初の取り組みだという。

車いす利用客への移動支援を始める関西空港=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 第1ターミナル(T1)の出発と到着、乗り継ぎ時に利用できる。車いす利用者からの申し込みを受けた航空会社やハンドリング会社が、KAPへ依頼。KAPが利用客にサービスを提供する。出発時はチェックインカウンターから搭乗ゲートまで、到着時は搭乗橋(PBB)からT1のある1期島内の希望する場所まで、乗り継ぎ時は搭乗橋から乗り継ぎ便の搭乗ゲートまで提供する。サービス時間は午前7時から午後10時まで。

 現在の車いす支援業務は、航空会社やハンドリング会社などが個別で対応している。KAPに集約することで、課題となっている航空業界の人手不足の解消につなげていく。

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