エアライン — 2024年7月29日 19:46 JST

スプリング・ジャパン、2代目CA制服お披露目 男女計9パターン、10周年で刷新

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 日本航空(JAL/JL、9201)傘下のスプリング・ジャパン(旧春秋航空日本、SJO/IJ)は7月29日、就航10周年を迎える8月1日から着用する客室乗務員(CA)の新制服を拠点の成田空港で報道関係者に公開した。今回刷新する2代目の制服はCAが初期企画から参加し、現場の声を反映した機能性とデザイン性を取り入れた。

2代目となる新制服をお披露目するスプリング・ジャパンの客室乗務員=24年7月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 デザインのコンセプトは「安心感」とし、色調にはブランドカラーの黄緑のほか、濃緑も取り入れる。素材には弾力性・伸縮性のあるものを採用し、スカートやパンツのウエストに、ゴムやアジャスターを取り入れることで、着心地・動きやすさを追求した。新制服は男性が3パターン、女性6パターンの計9パターンの組み合わせで着用でき、現行の6パターン(男性2パターン、女性4パターン)から組み合わせが増えた。

 今回のプロジェクトを進めた客室乗務員の道川守さんは「着心地を重視し、軽くて伸縮性のある素材を採用した」と説明。プロジェクトは2022年冬ごろに本格始動し、のべ15人のCAが携わった。

 女性用は、従来のスカート、ワンピースに加え、裾に向かって細くなるテーパードシルエットのパンツを新たに採用。ブラウスとジャケットを組み合わせることで個性や好みに合わせた6パターンの着こなしができるようにした。ブラウスにはスカーフを通すループを設け、暑い季節の機能性を高めたほか、社名の「春」にちなみ、アマリリス、スズラン、ユリ、ハナミズキの6種類の花をデザイン。太陽や管制塔、機体もあしらった。スカートにはフリルを採用する。

 男性用はジャケットとベスト、シャツ(長袖・半袖)の3パターンで、アシンメトリーのデザインを採用。パンツのウエストは1サイズで、最大12センチまで調整できるように設計した。

 新制服のデザイン・制作は、ユニフォームネット(東京・千代田区)とカーシーカシマ(栃木・佐野市)と協業した。

初採用となるパンツタイプの2代目新制服を着用するスプリング・ジャパンの客室乗務員=24年7月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ブラウスにスカーフを通すループを設けたスプリング・ジャパンの客室乗務員2代目新制服=24年7月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

スカートにフリルを採用した2代目新制服を着用するスプリング・ジャパンの客室乗務員=24年7月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

スカートにフリルを採用したスプリング・ジャパンの客室乗務員2代目新制服=24年7月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ワンピースタイプの2代目新制服を着用するスプリング・ジャパンの客室乗務員=24年7月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ジャケットタイプの2代目新制服を着用するスプリング・ジャパンの客室乗務員=24年7月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ペストタイプの2代目新制服を着用するスプリング・ジャパンの客室乗務員=24年7月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ジャケットとペストを脱いだ2代目新制服を披露するスプリング・ジャパンの客室乗務員=24年7月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

2代目となる新制服をお披露目するスプリング・ジャパンの客室乗務員=24年7月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

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スプリング・ジャパン

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【お知らせ】
男性制服のパターンについて、当初「4パターン」としておりましたが、スプリング・ジャパンが数え直したところ3パターンだったようです。当該箇所を更新し、タイトルも一部変更しました。(24年7月29日 20:20 JST)