日本航空(JAL/JL、9201)が100%出資する中長距離国際線LCC、ZIPAIR(ジップエア、TZP/ZG)は、成田空港から北米路線とシンガポール線に搭乗する乗客向けに、国産米の販売を始めた。8月1日搭乗分からが対象で、インバウンド(訪日客)のおみやげとして売り込む。
JA全農グループが秋田県産「あきたこまち」、成田空港の地元・多古町産の「多古米」を扱う。価格はあきたこまちの5kgが7000円、10kgが1万3000円で、多古米は3kgが5000円、6kgが9000円、9kgが1万2000円となる。
対象路線は成田発シンガポール、ロサンゼルス、サンフランシスコ、サンノゼ、ホノルル、バンクーバーの各線で、シンガポール線は食品の持込制限がある。
購入する場合、搭乗便出発時刻の72時間前までにZIPAIRのウェブサイトで注文・決済し、出発当日に成田空港内のJALABC荷物引き取りカウンターで米を受け取る。その後、チェックイン時にZIPAIRのカウンターで手荷物として預けて搭乗する。
ZIPAIRは訪日客向けのおみやげとして、和牛の販売を今年1月から始めており、米は第2弾。ZIPAIRが拠点とする成田空港に隣接する成田市公設地方卸売市場を活用した取り組みで、JALカーゴサービス(千葉・成田市)と連携してサービスを提供する。
関連リンク
お米をお土産として海外へ(ZIPAIR)
ZIPAIR
・ZIPAIR、A5和牛を成田発客に販売 米国・シンガポール行き(24年1月25日)