日本航空(JAL/JL、9201)と京都の老舗和菓子店・笹屋伊織(京都・下京区)は7月25日、流通が難しい食材や廃棄される食材を使用した和菓子を商品化して販売すると発表した。客室乗務員(CA)と和菓子職人が手を取り合い開発し、地域活性化と伝統産業の継承を目指す。第1弾として鹿児島・奄美大島産のドラゴンフルーツを使用した和菓子を期間限定で販売する。
今回のコラボ商品は、CAが地域の特産品を使ってレシピを考案したスイーツ「JAL Sweets Box(JALスイーツボックス)」として販売。JALスイーツボックスは2022年3月から販売しており、都道府県ごとに出身者やゆかりのある客室乗務員で構成する「ふるさと応援隊」のメンバーがレシピを考案する。
コラボ第1弾は、奄美産のドラゴンフルーツを取り入れた上生菓子「燦燦(さんさん)」と干菓子「紅宝(ルージュ)」の2商品。上生菓子は「きんとん」と「練り切り」の2種類で、ドラゴンフルーツと白あんを組み合わせて製造する。干菓子は「琥珀糖」で、レッドドラゴンフルーツで色・風味付けをした赤色と、ドラゴンフルーツの種を使ったヨーグルト風味の白色を用意する。
上生菓子と干菓子は、京都と東京にある笹屋伊織の各店舗で販売する。また、札幌大丸店では干菓子のみ取り扱う。
関連リンク
日本航空
笹屋伊織
JAL Sweets Box
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