エアバス, エアライン, 機体, 解説・コラム — 2024年7月23日 22:07 JST

JAL、エアバス機31機正式発注 A350-900追加と初導入A321neo

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 エアバスは現地時間7月23日、日本航空(JAL/JL、9201)がA350-900型機を20機とA321neoを11機の計31機を正式発注したと、ロンドン近郊で開かれているファンボロー航空ショーで発表した。今年3月21日にJALが導入を発表したもので、追加発注となるA350-900は2027年度から国際線、JAL初導入のA321neoは2028年から国内線に投入する。

*ボーイング機の発注はこちら

ファンボロー航空ショーで開かれた調印式に出席する(左から)とエアバスのクリスチャン・シェーラー民間航空機事業CEO、JALの中川由起夫調達本部長、客室乗務員=24年7月23日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 JALはA350-900を2019年9月から国内線に投入しているが、国際線は初めて。22日に正式発注したボーイング787-9型機と同様、今後成長が見込まれる北米・アジア・インドを中心とした国際線に投入する。

 JAL初導入のA321neoは、現在運航している767-300ERの国内線仕様機を置き換えるもので、2028年から導入を始める。人口減少など国内線全体の市場規模が縮小する中、機材を小型化することで路線網の維持を図る。

 JALは777の後継機として、11年前の2013年10月7日にA350を発注したと発表。これまで日本の航空会社が大型機を選定するとなれば、ボーイングなど米国製と相場が決まっていたことから、欧州のエアバス機導入は日本の航空業界に大きな衝撃を与えた。標準型のA350-900を18機、約7メートル長い長胴型のA350-1000を13機の計31機を確定発注し、オプション(仮発注)で25機購入する契約を締結した。

 今回の契約で、JALのA350の確定発注はA350-900が19機、A350-1000が13機の計52機となった。国内線機材のA350-900は16号機(JA16XJ)まで、長距離国際線機材のA350-1000は3号機(JA03WJ)まで受領済み。このうちA350-900の13号機(JA13XJ)は、今年1月2日に起きた羽田事故で全損となり、3月の導入発表時に代替機の発注を発表。すでに正式発注済みで、2025年度下期に受領する。

ファンボロー航空ショーで開かれた調印式でA350-900とA321neoの模型を披露するJALの客室乗務員=24年7月23日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

JALが国内線に投入するA321neoのイメージ(同社提供)

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