カタール航空(QTR/QR)は現地時間7月22日、新個室ビジネスクラス「Qsuite Next Gen(Qスイート・ネクストジェン)」をロンドン近郊で同日開幕したファンボロー航空ショーで発表した。2025年までにボーイング777-9(777X)型機に搭載される見通し。
Qsuite Next Genの座席配列は1列1-2-1席でドア付きの個室タイプ。従来は向かい合わせとなる中央2席のパーティションを開けることで1区画4席として利用できたが、今回は窓側席も向かい合わせの2席をペアで使えるようにした。
シートピッチは100インチ(2.54メートル)、横幅は23インチ(58.4センチ)、ベッドの長さは80インチ(2メートル)、ベッド幅は27.5インチ(69.9センチ)、中央席をダブルベッドとして使う際は58.6インチ(148.8センチ)となる。
IFE(機内エンターテインメントシステム)は米パナソニック アビオニクス製で、個人用モニターは22インチの4K対応有機EL(OLED)「Astrova」を採用。電源コンセントやタイプAとCの充電用USB端子をそろえ、ワイヤレス充電にも対応する。
カタール航空の日本路線は成田と関西の2路線でいずれもドーハ発着。4月1日からドーハ-羽田線を運休したが、同じ航空連合「ワンワールド・アライアンス」に加盟する日本航空(JAL/JL、9201)が3月31日から羽田-ドーハ線を開設し、コードシェア(共同運航)を実施している。
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カタール航空
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