エアライン, ボーイング, 機体 — 2024年7月23日 11:21 JST

大韓航空、777X初発注へ 787-10は追加導入、最大計50機

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 ボーイングは現地時間7月22日、同日開幕したファンボロー航空ショーで、大韓航空(KAL/KE)が787-10型機と次世代大型旅客機777-9(777X)を合わせて最大50機発注する意向を表明したと発表した。確定発注した場合、777Xは大韓航空から初めて受注することになる。大韓航空は大型機2機種により機材を強化し、現在進めているアシアナ航空(AAR/OZ)との統合準備を進める。

大韓航空の777-9(手前)と787-10(イメージ、ボーイング提供)

 50機の内訳は787-10と777-9が20機ずつで、追加導入となる787-10には10機分のオプションを設定する。

 大韓航空は7月22日に、787-10を初めて受領したと発表。新しいビジネスクラスを導入した機材で、25日に就航し、ソウル(仁川)-成田線が1路線目となる。その後は欧米などの中長距離路線への投入を予定する(関連記事)。

 アシアナ航空の買収を進める大韓航空は、企業統合に必要な競争法上の審査を日本を含む14カ国・地域で受けている。これまでに13カ国・地域で完了しており、残りは米国のみとなった。

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