6月の訪日客、過去最高313万人　円安・学校休暇で堅調続く

　日本政府観光局（JNTO）の訪日外客数推計値によると、2024年6月の訪日客数は新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の流行前となる2019年同月比8.9％増の313万5600人で、単月の過去最高を記録した。断続的な円安傾向に加え、5月に続き一部市場でスクールホリデー（学校休暇）があったことなどで訪日需要が堅調に推移した。記録更新は今年3月以来3カ月ぶりで、4カ月連続で300万人を突破した一方、出国した日本人は38.8％減の93万200人で、高まる訪日需要とは対照的にコロナ前の6割程度にとどまっている。

—記事の概要—
・24年6月の動向
・方面別実績

24年6月の動向

過去最高を更新した6月の訪日客（資料写真）＝PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

　JNTOが重点市場としているのは23カ国・地域で、このうち台湾と米国で単月の最高記録を更新した。また、

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