エアバス, 官公庁, 機体 — 2024年7月19日 23:00 JST

A321XLR、EASAから型式証明取得 イベリア航空が世界初就航へ

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 エアバスは現地時間7月19日、単通路機では世界最長の最大11時間飛行できるA321XLRがEASA(欧州航空安全庁)から型式証明を取得したと発表した。今回はCFMインターナショナル製エンジン「LEAP-1A」を搭載する機体に対する型式証明で、プラット&ホイットニー(PW)製PW1100G搭載機は今年後半に取得できる見通し。

EASAから型式証明を取得したA321XLR=23年6月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

EASAのフロリアン・ギレルメ事務局長(左)からA321XLRの型式証明を受け取るエアバスA321XLRチーフエンジニアのイザベル・ブロイ氏(EASA提供)

 A321XLRは、単通路機A321neoの航続距離を延長した超長距離型で、2019年6月にローンチし、2022年6月に初飛行。XLR(Xtra Long Range)は「超長距離」を意味し、燃料タンクを増設することで単通路機では世界最長の航続距離4700海里(約8704キロ)を実現し、最大11時間飛行できる。

 最大離陸重量(MTOW)は101トン。メーカー標準座席数は2クラス180-220席、1クラスの場合は最大244席設定できる。座席当たりの燃費は、旧世代機と比べて30%改善される。これまでに500機以上の受注を獲得している。

 最初の商業運航はイベリア航空(IBE/IB)の機体となる見通しで、今夏の就航を計画。座席数は2クラス182席(ビジネス14席、エコノミー168席)となる。

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Airbus

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