タイ・エアアジアX、バンコク発着をドンムアンに　10/1から全便

　タイ・エアアジアX（TAX/XJ）は現地時間7月16日、バンコク発着便をドンムアン国際空港へ移転すると発表した。10月1日以降の全便が対象で、現在のスワンナプーム国際空港からドンムアンに戻る。

バンコク発着便をドンムアン国際空港へ移転するタイ・エアアジアX＝PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　同社は新型コロナで運航を停止する以前はドンムアン空港を発着しており、2022年6月の再開後にスワンナプームへ変更した。同社によると、今回の再移転はタイ政府が同国を地域の航空ハブと位置付ける計画に沿ったものと説明。タイ民間航空局（CAAT）と、空港を運営するタイ空港公社（AOT）の2者が調整し進めるという。

　タイ・エアアジアXは7路線を運航する。このうち日本路線は4路線で、成田、関西、中部、札幌（新千歳）へ乗り入れる。このほかソウル（仁川）、上海（浦東）、シドニーにも就航し、全路線がドンムアンへ移転することになる。

　予約済みの10月1日以降便は、ドンムアン発着便へ自動変更する。利用客には8月1日以降にメールやSMSなどで案内する。

　今回の移転はタイ・エアアジアXのみ。近距離のタイ・エアアジア（AIQ/FD）や、マレーシアのエアアジアX（XAX/D7）は影響しない。

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