日本航空(JAL/JL、9201)は、エアバスA350-1000型機による羽田-ダラス・フォートワース線の運航を、8月19日から27日まで隔日運航で再開し、29日から全便投入となる週7往復(1日1往復)のデイリー運航に拡大する。
運航スケジュールは、ダラス行きJL12便が羽田を午前10時55分に出発し、現地時間同日午前8時40分着。羽田行きJL11便は午前11時5分にダラスを出発して、翌日午後2時40分に到着する。
座席数は4クラス239席で、ファーストクラスとビジネスクラスはJAL初の個室タイプのシートを採用。ファーストが6席(1列1-1-1席)、ビジネスが54席(同1-2-1席)、プレミアムエコノミーが24席(同2-4-2席)、エコノミーが155席(同3-3-3席)で、プレエコはクラス初の電動リクライニングシートを採用し、後ろの席に背もたれが倒れない「フィックスド・バック構造」や4K対応の16インチモニター、フットレストなどが特徴となっている。
長距離国際線の最新機材であるA350-1000は、今年1月24日に1路線目の羽田-ニューヨーク線へ就航。4月17日から2路線目の羽田-ダラス線への投入が隔日運航で始まったが、7月1日から8月18日までは従来のボーイング777-300ER型機での運航となっている。
当初ダラス線は、10月26日までの夏ダイヤ期間中は隔日運航を予定していたが、5月にデイリー運航の前倒しを発表。5月15日時点では、デイリー化は8月15日から予定していたが、機材繰りなどで29日になったとみられる。
JALはA350-1000を置き換え対象の777-300ERと同じ13機導入する計画で、8月中に5機体制、今年度内に8機体制を目指す。3路線目の羽田-ロンドン線は年度内に投入を計画している。
運航スケジュール
JL12 羽田(10:55)→ダラス(08:40)
JL11 ダラス(11:05)→羽田(翌日14:40)
関連リンク
羽田-ダラス・フォートワース線 Airbus A350-1000運航スケジュール(JAL)
JAL国際線 AIRBUS A350-1000
日本航空
ダラス・フォートワース線
・JALのA350-1000、羽田-ダラス全便投入前倒し 8/15からデイリー(24年5月15日)
・JALのA350-1000、羽田-ダラス就航 赤いロゴ2機並ぶ(24年4月17日)
ニューヨーク線
・JALのA350-1000、7月からNY投入拡大 羽田夜発JL4/3便も(24年4月26日)
・JAL、A350-1000就航 20年ぶり旗艦機刷新、豪華個室席で羽田-NY(24年1月24日)
・JALのA350-1000、羽田離陸しNYへ 新旗艦機13機で777-300ER更新(24年1月24日)
特集・777-300ERから進む世代交代
・JAL A350-1000、ロゴ入り2機並ぶ(24年5月5日)
年度内8機体制に
・JALのA350-1000、8月に5機体制 年度内8機計画維持(24年5月3日)
搭乗記・JAL A350-1000初便 20年ぶり新旗艦機の実力
前編 天井広い個室ビジネスクラス(24年1月29日)
国内初公開
・JAL、A350-1000国内初公開 金の鶴丸掲げ個室ファースト・ビジネスお目見え(24年1月15日)
写真特集・JAL新旗艦機A350-1000
(1)ダブルベッドも可能な個室ファーストクラス
(2)個室内で完結する足もと広々ビジネスクラス
(3)後ろを気にせず電動リクライニングできるプレエコ
(4)4K13インチ画面エコノミーは快適さ追求
トゥールーズで初公開
・JAL、A350-1000初号機が羽田へ翼振り出発 19年ぶり旗艦機刷新(23年12月14日)
・JAL、新旗艦機A350-1000初公開 個室ファーストは天井広々、羽田-NY 1/24就航(23年12月14日)
・【独自】JAL、国際線旗艦機を19年ぶり刷新 A350-1000、冬ダイヤ就航でCO2削減(23年1月1日)