日本航空(JAL、9201)が12月26日に発表した11月の利用実績によると、国際線は旅客数が前年同月比5.1%増の63万9341人、座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は4.5%増、有償旅客が搭乗して飛行した距離を示すRPK(有償旅客キロ)は4.6%増、ロードファクター(座席利用率、L/F)は前年並みの76.8%だった。中国線の旅客数は回復傾向が続いているが、韓国線の旅客減は改善が見られない。
国内線は旅客数が4.0%増の275万4192人、ASKは3.1%増、RPKは3.4%増、L/Fは0.2ポイント増の69.2%となった。
国際線でL/Fが最も高かった路線は、グアム線の87.1%(前年同月比1.2ポイント増)で、低かった方面は中国線の55.5%(5.6ポイント増)。一方、旅客数が前年同月比で最も増えたのは、22.7%増の中国線で8万8486人で、太平洋線が7.2%増の14万7565人で続いた。伸び率が低かったのは11.4%減の韓国線で6万2004人だった。
国内線のうち羽田発着の幹線4路線のL/Fは、伊丹線の78.6%(1.7ポイント増)が最も高く、最低値は那覇線の70.6%(0.8ポイント増)。旅客数が前年同月比で最も増えたのは、11.4%増の札幌線で24万1012人、伸び率が低かったのは2.3%減の那覇線の20万711人だった。
JALグループ旅客便全体の運航状況は、国際線が運航率99.9%(前年同月は99.9%)、定時出発率93.6%(94.4%)。国内線は運航率99.4%(99.3%)、定時出発率93.2%(94.1%)となった。
関連リンク
日本航空
・全日空11月実績、国際線利用率73.8%、国内67.7% 国際旅客は8.1%増
・日航10月実績、国際線利用率78.6%、国内68.7%
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