仙台空港を運営する仙台国際空港会社は7月12日、東北の空港では初となるゲートバーや駐車券を廃止した駐車場へリニューアルし、駐車料金を見直すと発表した。新予約システムは12日から受け付けを始め、29日午前0時から運用を開始し、新料金を適用する。
リニューアルで駐車場の区画や駐車料金を見直す。第1駐車場を3区画(A・B・R)に分割し、第2駐車場と合わせて空港利用者向けの駐車区画を計約150台分増やす。また、車両の動線変更により、第1と第2の出入口を変更する。
駐車料金の精算システムの変更で、駐車券や出入口のゲートバーを廃止。駐車場へ入る際に車両のナンバープレートを読み取り、入退場を管理・精算するチケットレス方式に変更する。駐車券を紛失することがなくなり、ゲートバーで待たされることなくスムーズに入退場できるようになる。決済は事前精算機とスマートフォンのアプリによる精算が可能で、クレジットカードのタッチ決済やバーコード決済にも対応する。
駐車料金は最多客期料金を導入して3段階制に変更するとともに、割引の拡大や無料時間も新設。通常期は火曜と水曜、木曜、多客期は最多客期を除く金曜と土曜、日曜、月曜、最多客期は3連休や飛び石4連休、年末年始、ゴールデンウイーク、お盆など。また、これまでの長期利用割引を見直して割引の適用範囲を拡大し、第2駐車場は新たに無料時間を設ける。
また、7月中旬から場内や構内道路の案内を見直す。車両と歩行者の動線を見直し、安全でスムーズに移動できるよう案内を新設し、空港入口には空港駐車場の満空車状況を表示する。路面には視覚的にわかりやすいカラー塗装を施し、目的の駐車場までスムーズに移動できるよう改良する。
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仙台空港駐車場 予約システム変更について
仙台空港
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