国土交通省航空局(JCAB)は、日本航空(JAL/JL、9201)や全日本空輸(ANA/NH)、LCC 3社など、特定本邦航空運送事業者10社に関する「航空輸送サービスに係る情報公開」の2023年度(23年4月から24年3月)分を公表した。復便し通常通りの運航となったことから、定時運航率は各社とも前年度実績を下回った。またコロナ前の80%台に戻るところも多く、90%超えは4社のみとなった。

定時運航率が12年ぶりに1位となったJTA=17年10月22日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
定時運航率は、日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)が2011年度以来12年ぶりに首位を獲得。2017年度から6年連続で1位だったスカイマーク(SKY/BC、9204)は、7年ぶりの首位陥落となった。10社全体の定時運航率は前年度と比べ6.04ポイント低下し84.95%、遅延率は6.04ポイント悪化し15.05%、欠航率は0.81ポイント悪化し2.06%だった。遅延の原因は10社とも「機材繰り」がトップで、欠航は「天候」が目立った。
—記事の概要—
・定時運航率
・遅延率
・欠航率
・航空会社ごとの定時運航率と遅延率、欠航率
定時運航率
定時運航率は、JTAが