七夕を2日後に控えた7月5日、日本航空(JAL/JL、9201)は羽田空港で七夕イベントを開催した。国内線の第1ターミナルでは、浴衣を着用した地上係員が利用客を出迎えた。
第1ターミナルの2階南ウイングにある8番カウンター付近に短冊と笹を用意。国内線の利用客らが、願いごとをしたためた短冊を笹に飾った。願いごとは「会いたい人に会えますように」「客室乗務員(CA)になる」「ビッグビジネス大成功」など、多種多様なものがみられた。また、ハングルなどの外国語で書かれたものも目立った。
また、空港内にあるアンジュ保育園の園児15人が浴衣を着て訪れ、合唱を披露。『きらきら星』を日本語と英語で、「笹の葉さらさら」で始まる『たなばたさま』の2曲を歌い、利用客や保護者とみられる人たちが聴き入っていた。
園児も「ケーキ屋さんになる」「CAになる」などの願いごとを書いた短冊を飾り付け、中には「きゅうめいしになる」と書いた園児もいた。園児は“救命士”の意味が分かっていなかったようだ。
今回の七夕イベントは7月1日から7日まで「翼に、願いを」をテーマに展開。願いごとが書かれた短冊は国内56、海外36の空港から集められ、仙台の大崎八幡宮へ8月に奉納される。
JALは1982年から七夕イベントを開催し、今年で42回目を迎えた。当初は各空港での開催だったが、2011年からは正式に全国展開し、JALグループが就航する国内空港と一部の海外空港で開いている。新型コロナが流行した2020年から2022年までの3年間は、カウンターに笹や短冊を用意したものの、地上係員が利用客とふれ合うイベントを自粛。2023年に対面イベントを4年ぶりに再開し、昨年は国内55空港、海外32空港から集まった1万7200枚を奉納した。
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日本航空
・JAL、4年ぶり浴衣姿の七夕イベント 羽田1タミ・3タミ、訪日客ら短冊に願いごと(23年7月7日)