ボーイングは現地時間7月1日、過去に分社化したサプライヤーの米スピリット・エアロシステムズを買収すると発表した。スピリットは737 MAXの胴体製造などを請け負っており、同社を再び傘下に収めて再統合することで、品質の改善や、今年1月に米ポートランドで起きたアラスカ航空(ASA/AS)が運航するボーイング737-9(737 MAX 9、登録記号N704AL)のドアプラグ脱落事故など、大きく揺らいでいる信頼回復につなげる。

ボーイングが買収する米スピリット・エアロシステムズ(スピリット・エアロのXから)

信頼が揺らぐ737 MAX=17年6月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
株式価値は約47億ドル(約7598億円)で、全額を株式交換方式(1株あたり