エアバス, エアライン, 官公庁, 機体, 空港 — 2024年6月21日 11:59 JST

ピーチ、うなりくんジェット就航 成田市70周年で12月まで

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 ピーチ・アビエーション(APJ/MM)は6月21日、成田市の市制施行70周年を記念したデザイン機「うなりくんジェット」(エアバスA320ceo、登録記号JA824P)を成田発便で就航させた。市の観光キャラクター「うなりくん」を大きくデザインしたラッピング機で、成田発の初便となった那覇行きMM503便は、乗客169人(幼児2人含む)を乗せて午前8時12分に出発した。12月ごろまで、約半年間の運航を予定している。

成田空港でお披露目された成田市の市制施行70周年を記念したピーチのデザイン機「うなりくんジェット」=24年6月21日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

 デカールは高さ約3メートル、幅約6メートル。左右両側に同じデザインを施し、タテとヨコ4枚ずつ計16枚のデカールで仕上げた。ピーチによると、旅客が搭乗時に遠目からでも写真撮影できるような大きさや位置に配置したという。航続距離の関係により、ピーチ最長路線の関西-バンコク線を除く全路線に投入し、成田市の魅力を伝える。

 貼付作業は関空にあるピーチの格納庫で19日に実施し、翌20日の関空発福岡行きMM153便が初便となった。成田へは同日の関空発MM319便として初飛来した。

 成田市は1954年3月31日に、当時の成田町や公津村など1町6村が合併し誕生。今年で市制70周年を迎えた。市内にはピーチが拠点の1つとする成田空港があり、市が主催するイベントなどを通じ、交流人口の発展や地域活性などに取り組んでいる。

 市の観光キャラクター「うなりくん」は市長から特別観光大使に任命され、市のPR活動を担う。口ぐせは、語尾につける「うな」。「うなり星」出身だが、「宇宙から飛んできて、素敵な空港を見つけて降り立ったところが成田空港だった」(うなりくん)ことから、成田に住むことにしたという。

成田市の市制施行70周年を記念したデザイン機「うなりくんジェット」を紹介するピーチのパイロット(左)と客室乗務員=24年6月21日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

成田空港でお披露目された成田市の市制施行70周年を記念したピーチのデザイン機「うなりくんジェット」=24年6月21日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

ピーチの成田発那覇行きMM503便の乗客をすき間から見守る「うなりくんジェット」にデザインされたうなりくん=24年6月21日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

ピーチの「うなりくんジェット」成田発初便となった那覇行きMM503便を見送るスタッフ=24年6月21日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

ピーチの「うなりくんジェット」成田発初便となった那覇行きMM503便=24年6月21日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

成田市の市制施行70周年を記念したデザイン機「うなりくんジェット」と記念撮影する(左から)ピーチ成田空港所の潮田高志所長、パイロット、客室乗務員=24年6月21日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

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