ベルギー、陸軍・警察向けにH145M多用途ヘリ最大20機発注

　エアバス・ヘリコプターズは現地時間6月17日、ベルギーが多用途ヘリコプター「H145M」を陸軍向けに15機、連邦警察向けに2機とオプション3機を発注すると発表した。契約はNATO支援調達庁（NSPA）とエアバス・ヘリコプターズの間で締結された。

ベルギーが導入するH145M（写真はドイツ導入機。エアバス提供）

　H145Mは、中型双発ヘリH145の軍用型。幅広い任務に対応できる能力を持ち、誘導ミサイルや最新鋭の自己防御システムを搭載した軽攻撃仕様から、高速降下装置を備えた特殊作戦仕様へ数分以内に変更できる。データリンク機能をはじめ、通信システムやミッション能力のデジタル化など、将来のミッション能力のためのオプションも含まれている。

　ドイツでは16機のH145M LUH SOFと8機のH145 LUH SARを運用しており、最大82機（確定62機、オプション20機）を2023年12月に追加発注した。米陸軍はUH-72「ラコタ」の名称でH145シリーズを500機近く運用している。また、ハンガリー、セルビア、タイ、ルクセンブルクがH145Mを運用しており、キプロスが6機、ブルネイと英国が1機ずつ発注している。

関連リンク
Ministerie van Defensie
NSPA
Airbus Helicopters

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