空港 — 2024年6月12日 21:30 JST

成田空港、日没後ツアーが人気 天井透けるバスで“潜入”、夜景・機体見学

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 日没後の成田空港をバスで巡る「ナイトツアー」が人気だ。成田国際空港会社(NAA)のグループ会社グリーンポート・エージェンシー(GPA)が企画・実施するバスツアーで、7月と8月に開催する計6日間分は各回40人が上限で、発売から3-4日程度で完売となった。

ナイトツアーで巡る日没後の成田空港(GPAのサイトから)

 ナイトツアーは日没前の夕暮れと、完全に暗くなった日没後の成田空港を巡るツアーで、普段は関係者以外立入禁止の「制限エリア」を、天井が透ける「グラストップバス」で“潜入”する。2023年7月にスタートし、夏と冬にこれまで12回開催した。ツアーは1回約2時間で、エプロンを走行する航空機などをNAAが管理するランプタワー「ランプセントラルタワー」にも立ち入る。その後バスに乗車し、制限エリアでは空港夜景を観賞するほか、機体や働く車両を車窓から見学する。

 GPAによると、今年の1-2月に開催したナイトツアーも完売したという。春と秋は天井のない2階建て観光バス「スカイバス」を使用し、明るい時間帯の成田空港を巡るツアーを実施し、今後は9月から12月にかけて開催を予定する。ナイトツアーは12月以降の開催を計画し、今回同様、1回につき40人程度の募集枠を予定しているという。

スカイバスから見た成田空港に駐機中のANAのA380 3号機=23年3月20日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

関連リンク
成田空港スペシャルナイトバスツアー(GPA)
グリーンポート・エージェンシー
成田国際空港

成田制限エリアツアー
滑走路間近で離着陸撮影 成田空港、制限区域バスツアー4-5月開催(23年4月18日)
成田空港、開港以来初の早朝滑走路ウォーク 倍率17倍超、タイヤ痕など楽しむ(22年5月21日)
成田空港、制限区域バスツアー再開 小雨の夜景、JAL系レストランでのディナーも(21年10月22日)

ランプタワー
成田旧管制塔、旧C滑走路も想定 40年以上見守りまもなく解体(21年1月11日)
運用室は四角形に 写真特集・成田空港新ランプタワー(20年9月6日)
成田空港、新ランプタワー公開 10日から運用、旧管制塔は解体(20年9月3日)

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post
キーワード: