ボーイングは6月7日、米オレゴン州のポートランド空軍州兵基地の第142航空団に初めて配備された最新複座戦闘機F-15EX「イーグルII」が最終組立工場があるセントルイスから旅立つ様子を収めた動画を公開した。
F-15EXは2021年から引き渡しが始まり、第142飛行隊には7号機(20-0007)と8号機(20-0008)の2機が最初に配備され、既存のF-15Cの置き換えを進める。
ボーイングの動画では、ミズーリ州のセントルイス・ランバート国際空港に隣接するバークレーの工場を出発し、離陸する8号機の様子が収められた。
F-15EXは複座だが、パイロット1人でも運用できる。フライ・バイ・ワイヤ方式の飛行制御や新たな電子戦システム、最新のコックピットやミッションコンピューターなどを採用した。機体の耐久性やメンテナンス性も向上しており、空軍はF-15EXを最大144機調達し、F-15C/Dを置き換える。
EX8 looking great!
The first combat-ready #F15EX Eagle II heads to its new home with the @142ndWG.
Up next ➡️ EX7. pic.twitter.com/OY1Vyh6Y5t
— Boeing Defense (@BoeingDefense) June 7, 2024
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U.S. Air Force
F-15EX(Boeing)
F-15EX
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