ボーイングは現地時間12月20日、キャセイパシフィック航空(CPA)から777-9X型機を21機受注したと発表した。アジアの航空会社が777Xを発注するのは初めてで、カタログ価格で総額70億ドル(約7280億円)超となる。
CPAは現在777-300ERを38機をはじめ777を55機、747-8F貨物機13機を運航しており、貨物機は全機がボーイング機。777-9Xで長距離国際線用機材の置き換えを図る。
777Xは777-8Xと777-9Xの2機種からなり、777-8Xの座席数は350席、航続距離は9300海里(1万7220キロメートル)となる。777-9Xは、400席超の座席数と航続距離が8200海里(1万5185キロメートル)。GEアビエーション社製GE9Xエンジンや複合材を使用した高効率新型主翼など、数多くの最新技術を採用する。カタログ価格は777-8Xが3億4980万ドル、777-9Xが3億7720万ドルとなっている。
製造開始は2017年、初号機の引き渡しは2020年を予定している。
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キャセイパシフィック航空
Boeing
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