トキエア(TOK/BV)の運営を支援するTOKI Aviation Capital(トキ・アビエーション・キャピタル)は6月3日、水素航空機を開発するオランダのフォッカーネクストジェンと覚書を締結した。
フォッカーは液体水素を燃料として燃焼するエンジンを用いた航空機の開発を目指しており、座席数は120-150席の単通路(ナローボディ)機で、飛行距離は2590キロ(1400海里)を想定。2035年の就航を目指す。
来日したユリアーン・ケラーマンCEO(最高経営責任者)は、「トキACとは日本初の公なパートナーシップとなる。両社の専門知識を組み合わせ、ゼロカーボン排出航空機の開発と導入に取り組み、環境に優しい航空旅行の未来を切り開きたい」と抱負を述べた。
トキACの長谷川政樹社長は「まずは国土交通省航空局(JCAB)や日本の重工各社との関係強化を目的としている」と述べた。
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TOKI Aviation Capital
Fokker Next Gen
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