FAA(米国連邦航空局)は現地時間5月30日、ボーイングに対して小型機737 MAXの増産を認めない方針を継続すると伝えた。今年1月に米ポートランドで起きたアラスカ航空(ASA/AS)が運航するボーイング737-9(737 MAX 9、登録記号N704AL)のドアプラグ脱落事故を受け、FAAはボーイングやサプライヤーのスピリット・エアロシステムズへの監視を強化しており、安全検査官の増員をはじめ、製造工程の重要箇所での追加検査や製造工程の監査などを続ける。

737 MAX 9(資料写真)=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
FAAのマイケル・ウィテカー長官は30日、「1月5日の事故発生直後、FAAはボーイングに対する監視を強化するために前例のない措置をとった。この90日間で、施設での安全検査官の