ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)は5月24日、累計搭乗者数が5000万人を突破したことを記念し、成田空港で記念式典を開催した。2012年7月の就航から約11年11カ月で達成した。
同社は2012年7月3日に就航。累計5000万人は23日夜の成田発札幌(新千歳)行きGK121便(エアバスA320型機、登録記号JA24JJ)で到達した。就航日から数えて11年10カ月と21日での達成となった。
現在はエアバスA320ceo(従来型A320、1クラス180席)が19機と、2022年7月1日に就航したA321LR(同238席)が3機の計22機体制で、国内線19路線と国際線5路線を運航。このほかに6機のA320ceoを豪州のジェットスター航空(JST/JQ)へ貸し出している。就航当初は3機のA320で、成田-札幌線と福岡線の2路線を運航していた。
これまでに搭乗者数100万人は就航9カ月目の2013年3月22日、500万人は2014年7月6日、1000万人は2015年8月5日、1500万人は2016年7月23日、2000万人は2017年7月8日、2500万人は2018年6月13日、3000万人はコロナ前の2019年5月14日に達成し、4000万人は2022年6月1日に達した。
片岡優社長は「約12年で達成したが、国内のLCCで大きな事故がなかったのもマーケットに受け入れられた要因だと思う」と述べ、国内での新規需要創出と、LCCに乗り慣れている東南アジアや豪州、北米からのインバウンド取り込みが、利用増加につながったという。
外国人客の比率は「コロナ前は10%強だったが、最近は15%くらい。12月から3月の札幌線はスキー需要で40%近くなる。訪日客が東京だけでなく、地方にも飛んでいることを実感している」と語った。
24日の記念イベントは、成田発札幌行きGK113便(A321LR、JA26LR)で実施。ほぼ満席となる227人の乗客を乗せて午後1時11分に出発し、午後2時50分に到着した。ジェットスターのマスコット「ジェッ太」も搭乗口に駆けつけ、片岡社長らが乗客に記念品を手渡した。
国内のLCCで、最初に5000万人を突破したのはピーチ・アビエーション(APJ/MM)で、2012年3月1日の就航から約11年1カ月の2023年4月24日に達成。ジェットスター・ジャパンで2社目となった。
*写真は11枚。
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