業務用鏡を手掛けるコミー(埼玉・川口市)は5月22日、航空機用手荷物入れミラー「FFミラーAIR」の新商品を開発したと発表した。頭上にある手荷物収納棚内部のサイドパネルに設置するもので、角度を変えることでサイドパネルの左右両方で使えるようにした。
新商品「SPR」は円形のミラーで、大きさは直径95ミリ、厚さ1.1ミリ、重さ9グラム。従来の「FFミラーAIR」は手荷物入れの種類ごとに品番が決まっているが、新商品はミラー上部に表記する「RIGHT」「LEFT」の文字を床面に対し平行に設置することで、1種類で左右両方に対応する。
コミーは、現地時間28日から独ハンブルクで開催される航空機内装品の展示会「エアクラフト・インテリア・エキスポ(Aircraft Interiors Expo、AIX)」に出展し、今回の新商品も展示する。
同社は、機内の手荷物収納棚に設置されている「FFミラーAIR」を手掛ける。1997年から航空会社が採用し、乗客は忘れ物防止として、客室乗務員は不審物の確認用ミラーとして活用。これまでに世界100社以上が導入しているという。
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コミー
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