エアバスは現地時間12月18日、A320シリーズ向けの電気による自走タキシングシステムの共同開発でハネウェル、サフランと覚書を締結した。
エアバスが共同開発の覚書を締結したのは、ハネウェル、サフランのジョイントベンチャーであるEGTSインターナショナル。エアバスではこの自走タキシングシステムを「eTaxi」と称し、A320シリーズ向けの新オプションとして評価していく。
eTaxiにより、A320シリーズは牽引されなくてもプッシュバックが可能になり、自走して滑走路へ向かうことができる。着陸後は、メインエンジンを動かさずにゲートまで戻れる。
この結果、1フライト当たり燃費と二酸化炭素(CO2)を最大4%削減できる。また、プッシュバック用牽引車の必要がなくなり、タキシング時に発生する窒素酸化物(NOx)などの排出量も半減できる見込み。
eTaxiでは補助動力装置(APU)を利用し、主脚(メインランディングギア)の車輪に取り付けられた電気モーターを駆動させる。