イベリア航空(IBE/IB)は、エアバスが開発中の小型機A321XLRを世界で初めて就航させると、現地時間5月20日に発表した。今夏の就航を計画しており、大西洋を横断する長距離路線に投入する。投入路線はワシントンDCとボストンの米国2路線を予定している。
A321XLRは、単通路機A321neoの航続距離を延長した超長距離型で2019年6月にローンチ。XLR(Xtra Long Range)は「超長距離」を意味し、燃料タンクを増設することで単通路機では世界最長の航続距離4700海里(約8704キロ)を実現し、最大11時間飛行できる。
最大離陸重量(MTOW)は101トン。メーカー標準座席数は2クラス180-220席、1クラスの場合は最大244席設定できる。座席当たりの燃費は、旧世代機と比べて30%改善される。イベリア航空は2クラス182席(ビジネス14席、エコノミー168席)を設定する。
イベリア航空はA321XLRについて「A330やA350のような客室に通路が2本あるワイドボディ(広胴)機と同レベルのサービスを提供しながら、単通路機として長距離便を運航できる」と評価。初号機のほか数カ月以内に7機導入し、長距離路線網を拡大したい考え。
関連リンク
イベリア航空
A321XLR certification international flight test campaign(Airbus)
Airbus
A321XLR解説
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開発進むA321XLR
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ローンチから初飛行
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・エアバス、超長距離型「A321XLR」ローンチ 単通路で世界最長、23年納入へ(19年6月17日)
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