スカイマーク(SKY/BC、9204)の洞駿(ほら・はやお)社長は、2025年に発着枠の拡大が予定されている神戸空港や、第2滑走路が供用開始となる福岡空港を起点とした新路線を開設する考えを示した。一方、羽田空港の国内線発着枠の回収再配分については、「利用者利便向上のために見直すもので、航空会社の経営が厳しいから見直すものではない」と見解を述べた。
—記事の概要—
・神戸・福岡の増枠活用
・鈴与傘下FDA「営業上は競争相手」
神戸・福岡の増枠活用
神戸空港は、2025年開催の大阪・関西万博に合わせて、同年3月30日開始の夏ダイヤから発着枠の増枠が予定されている。福岡空港は、建設中の第2滑走路が同年3月末に供用開始予定で、2空港とも2025年に発着枠が拡大する。
洞社長は5月15日の決算会見で、「神戸、福岡を起点とする路線拡大は考えている」と述べ、ボーイング737 MAXの受領開始が2025年4-6月期(第1四半期)から7-9月期(第2四半期)以降に後ろ倒しとなるものの、「遅れる前提としても機材が増える」として、新路線開設に意欲を示した。
一方、羽田については「枠が
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