全日本空輸(ANA)とガルーダ・インドネシア航空(GIA)は12月19日、二社間の包括提携を結ぶことで合意した。日本とインドネシアを結ぶ両社の運航便でコードシェアを実施するほか、マイレージ提携の実現に向けて協議を進める。
コードシェアは、早ければANAが羽田-ジャカルタ線を開設する2014年3月30日前後の時期には実現したい考え。コードシェアの実施により、ANA便の乗客はジャカルタ到着後、GIAの運航便でインドネシア国内のジョグジャカルタやスラバヤなど、最大10路線へ乗り継げる見込み。GIA便の乗客は、羽田や成田、関西空港に到着後、ANAの運航便で札幌や名古屋など最大11路線が利用可能となる見通し。乗り継ぎ便数は今後調整する。
GIAも14年上期中には羽田-ジャカルタ線を開設予定で、これにより日本とインドネシアを結ぶ路線は、ANAが週14往復、GIAが週39往復の計53往復に拡大する。
マイレージについては、コードシェア実現後に提携を始める予定で、両社では今後、開始時期や内容が決まり次第発表するという。
ANAは航空連合のスターアライアンスに加盟しており、GIAは14年3月5日にスカイチームに加盟する見通し。日本にはスカイチームに加盟する航空会社がないため、両社は個社として包括提携を締結した。
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