日本航空(JAL/JL、9201)は5月14日、スタートアップ企業などを対象とした社外ビジネスコンテスト「JAL Wingman Project(JALウイングマンプロジェクト)」を今年度も実施すると発表した。JALは中期経営計画で「ESG(環境・社会・企業統治)戦略」を経営の軸としており、コンテストで最優秀賞に選出した企業と協業し、非航空領域での新規事業創出を狙う。
JAL Wingman Projectは2023年7月に始まった社外向けビジネスコンテストで、今回は「ヒト・モノ・コトの距離を縮め、豊かでサステナブルな社会を実現する新規事業」をテーマとする。JALが持つ人・モノ・ノウハウ・場所などを活用し、コンテストで最優秀賞に選出されたパートナーとJALが、東京・天王洲のJAL本社近くにある研究拠点「JALイノベーションラボ(JAL Innovation Lab)」で研究を重ねる。選出企業とはおもに非航空事業で連携し、中長期的な協業も検討する。
応募と書類提出は6月20日まで受け付ける。書類による1次選考を6月下旬に、対面面接の2次を7月9日と10日、最終選考を同月24日に実施する。協業期間は8月1日から2025年3月31日まで。期間中の実証実験費用として、最大1000万円をサポートする。
初回となった2023年度は52社が応募した。最優秀賞にはクラフトビールを企画・販売するBeer the First(横浜・神奈川区)を選出し、ラウンジで出た余剰米を活用したクラフトビール「Japan Arigato Lager」を開発した(関連記事)。
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