エアライン — 2024年4月3日 13:05 JST

航空各社、台湾地震で沖縄60便超欠航 津波のおそれ

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 気象庁によると、台湾付近で4月3日午前8時58分(現地時間同日午前7時58分)ごろ、マグニチュード7.7を観測する地震があり、沖縄本島地方と宮古島・八重山地方に津波警報が午前9時1分に出た。この影響で、航空各社では沖縄方面を中心に欠航が出ており、全日本空輸(ANA/NH)と日本航空(JAL/JL、9201)、スカイマーク(SKY/BC、9204)、ピーチ・アビエーション(APJ/MM)では、4社合わせて国内線63便が欠航し、1万1200人以上に影響が出ている。

台湾で3日午前8時58分ごろ発生した地震の震度(気象庁の資料から)

 ANAでは、那覇を午前11時10分に出発予定だった羽田行きNH462便など、羽田・那覇・宮古・石垣・中部・伊丹・福岡を発着する国内線のうち13便が欠航し、約2630人に影響が出た。このうち5便は出発後に引き返した便で、羽田午前8時30分発那覇行きNH467便などが地震発生後、出発地へ引き返した。

 また、羽田を午前7時35分に出発し那覇へ向かっていたNH463便は、福岡へ目的地を変更した。

 JALでは、羽田を午前8時15分に出発した那覇行きJL905便など、引き返し便も含めて国内線22便が欠航。4369人に影響が出た。

台湾で3日午前8時58分ごろ発生した地震による津波警報(気象庁の資料から)

 スカイマーク(SKY/BC、9204)では、羽田発那覇行きBC513便など、引き返し便も含めて計14便が欠航となり、約1860人に影響が生じた。

 ピーチ・アビエーション(APJ/MM)では、関西発石垣行きMM231便など、引き返し便も含めて国内線14便が欠航となり、2367人に影響が及んだ。

 そのほかの航空会社も沖縄方面を中心に影響が出ており、航空各社では最新情報をウェブサイトなどで確認するよう呼びかけている。

 台湾の気象当局である中央気象署によると、1999年9月21日に台湾中部で発生し、2415人が亡くなった「921大地震」以来の大地震だという。

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