カタール航空(QTR/QR)は、新しいファーストクラスとビジネスクラスを導入する。グループCEOのバドル・モハメド・アル・メール氏は、ファーストは7-8割の内容が決定しており、個室ビジネス「Qsuite(Qスイート)」は7月にロンドン近郊で開かれるファンボロー航空ショーでお披露目することを明らかにした。
2023年11月に就任したメール氏は「特定の市場セグメントからの需要に応じる形で、ファーストクラスへのさらなる旺盛な需要を見込んでいる」とし、「当社のクオリティーを凌駕するファーストクラスの客室を開発できる会社はないと考えている。民間航空便(定期便)とエグゼクティブ・ジェット(ビジネス・ジェット)を運航してきた経験を駆使し、まったく新しいものを開発する。7-8割ほど内容は決定しているが、現在は最終調整中で近いうちに詳細を発表したい」とコメントした。
カタール航空は総2階建ての超大型機エアバスA380型機にはファーストクラスを設定しているが、最新機材であるA350-1000には設けておらず、個室ビジネスクラスのQスイートが最上位となっている。
Qスイートは、世界で初めて就航したドア付き個室型ビジネスクラス。現在主流となりつつある個室タイプのビジネスクラスの先駆者と言えるもので、中央席がダブルベッドにもなる。2017年6月にボーイング777-300ER型機の新シートとして登場し、A350-900と-1000にも採用された。7月のファンボロー航空ショーでは、新デザインのQスイートを発表するという。
カタール航空の日本路線は、現在羽田と成田、関西の3路線でいずれもドーハ発着。4月1日からドーハ-羽田線を運休するが、同じ航空連合「ワンワールド・アライアンス」に加盟する日本航空(JAL/JL、9201)が3月31日から羽田-ドーハ線を開設し、コードシェア(共同運航)を実施する。
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カタール航空
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