エアバスは現地時間2月21日、台湾の新興航空会社スターラックス航空(星宇航空、SJX/JX)が次世代大型貨物機A350Fを5機、中型旅客機A330-900(A330neo)を3機確定発注したと発表した。台湾の航空会社がA350Fを発注するのは初めてで、A330neoは追加発注となる。
スターラックスは機材がすべてエアバス機で、A350-900、A330-900、A321neoを導入済み。A350Fは開発中の大型貨物機で、ペイロードは最大111トン、航続距離は8700キロメートル(4700海里)を計画し、全長70.8メートルは標準型のA350-900の66.8メートルと、長胴型のA350-1000の73.79メートルの間の長さとなる。経年機となった100トンクラスの大型貨物機ボーイング747-400Fを置き換える航空会社が多いが、スターラックスは初の貨物機導入になる。
追加発注により、A330-900は4機から7機に増える。座席数は2クラス297席で、ビジネス28席、エコノミー269席となる。
スターラックスはエバー航空(EVA/BR)で会長を務めた張國煒(チャン・クォウェイ)会長が2018年5月に設立したフルサービス航空会社(FSC)で、2020年1月23日に就航。初の日本路線は同年12月15日就航の台北-関西線で、現在は9路線に拡大している。
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