タイ国際航空、787-9を45機発注　エンジンはGEnx初採用

　ボーイングは現地時間2月20日、タイ国際航空（THA/TG）が787-9型機を45機発注したと発表した。機材更新や国際線ネットワークの拡大に充てる。

タイ国際航空が45機発注した787-9のイメージ（ボーイング提供）

　エンジンはGE製GEnx-1Bを初めて選定。これまでタイ航空が導入した787は、すべてロールス・ロイス製トレント1000（Trent 1000）だった。2050年までにCO2（二酸化炭素）排出実質ゼロの「カーボンニュートラル」を達成する一環として、省燃費・低騒音機材である787を導入する。

　787の標準型である787-8は2014年7月から6機、長胴型の787-9は2017年9月から2機受領。今回の発注は2023年12月に契約が締結されたが、これまでボーイングの受注リストに匿名顧客として掲載されていたもの。

　タイ航空が運航するワイドボディ機は、ボーイング機が787-8と787-9、777-200、777-300ER、エアバス機がA330-300、A350-900などを運航。経年機の777-200などを置き換えるとみられる。

関連リンク
タイ国際航空
Boeing
ボーイング・ジャパン

・タイ国際航空、関空夕方便3年3カ月ぶり再開　札幌は8月、季節便前倒し（23年7月5日）
・タイ国際航空、札幌2年9カ月ぶり再開　初日到着は3時間遅れ（22年12月2日）
・タイ国際航空、福岡2年7カ月ぶり再開　初日のみA350投入（22年11月2日）
・タイ国際航空、羽田－バンコク7/1再開　成田増便、ファースト設定777投入（22年6月24日）