エアライン, 官公庁, 機体, 空港, 解説・コラム — 2024年1月31日 09:37 JST

トキエア、新潟-札幌初便が出発 2年遅れで就航

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 新潟空港を拠点とするトキエア(TOK/BV)が1月31日、1路線目となる新潟-札幌(丘珠)線を開設した。当初は2022年に就航する計画だったが、規程類の見直しなどで延期が繰り返され、約2年遅れで商業運航開始にこぎつけた。就航後も定期便の運航を維持できる規模のパイロットや整備士の確保や育成、運航体制の維持などが求められる。

新潟空港で出発を待つトキエア初便札幌丘珠行きBV101便=24年1月31日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 新潟-丘珠線の運航日は、就航初日の31日を除き、月曜と金曜から日曜の週4日で、1日あたり2往復4便。運航スケジュールは、1往復目の丘珠行きBV101便が新潟を午前9時30分に出発し、午前11時10分に着く。折り返しの新潟行きBV102便は午前11時50分に丘珠を出発して午後1時35分に着く。

 2往復目の丘珠行きBV103便は午後2時15分に新潟を出発し、午後3時55分着。新潟行きBV104便は午後4時35分に出発して午後6時20分に到着する。機材は仏ATR製ATR72-600型機(1クラス72席)が2機で、うち1機は当面予備機として使用する。

 新潟空港で31日に開かれた就航記念式典で、トキエアの長谷川政樹社長は「皆様のご支援がなければここまで来られなかった。若い人たちにもどんどん乗って欲しい」とあいさつ。初便の販売座席数はスタッフが利用する3席を除いた69席が完売した。長谷川社長によると、今後は現在の週4日運航を早期に週7日運航に増便した上で、2路線目の新潟-仙台線を就航させたいという。

 新潟県は、就航に必要な資金として11億6000万円を融資している。花角英世知事は「これはゴールではなくスタート。信頼される路線に成長することを願う」と述べた。一方、搭乗率保証は行わないという。

*丘珠発初便の離陸はこちら
*写真は6枚。

新潟空港で出発を待つトキエア初便札幌丘珠行きBV101便=24年1月31日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

新潟空港のチェックインカウンターで手続きするトキエア初便の乗客=24年1月31日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

新潟空港で開かれた就航記念式典で記念撮影に応じる新潟県の花角英世知事とトキエアの長谷川政樹社長ら=24年1月31日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

札幌丘珠空港へ到着したトキエア初便新潟発BV101便=24年1月31日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

丘珠空港を離陸するトキエアの新潟行き初便BV102便=24年1月31日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

運航スケジュール
新潟→札幌
BV101 新潟(09:30)→札幌(11:10)運航日:1/31-3/30の月金土日
BV103 新潟(14:15)→札幌(15:55)運航日:1/31-3/30の月金土日
*1/31のみ水曜運航

札幌→新潟
BV102 札幌(11:50)→新潟(13:35)運航日:1/31-3/30の月金土日
BV104 札幌(16:35)→新潟(18:20)運航日:1/31-3/30の月金土日
*1/31のみ水曜運航

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