官公庁, 機体 — 2024年1月27日 16:32 JST

防衛省と豪州国防省、水中自律型無人機の共同研究

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 防衛省と豪州国防省は、「水中自律型無人機に関する共同研究」に関する事業取り決めに署名した。共同研究の成果を、日豪が水中自律型無人機を相互運用する際に役立てるようにする。

水中自律型無人機に関する共同研究に関する取り決めに署名する防衛装備庁技術戦略部の松本恭典部長(左)と豪DSTGのデイビッド・カーショウ氏(豪州国防省提供)

 日豪両国が持つ水中音響通信の試験評価シミュレーターを使い、双方の水中音響通信モデルや海洋環境情報などを持ち寄り、さまざまなシナリオでシミュレーションを実施して、水中音響通信の評価指標の確立を目指す。研究は防衛装備庁(ATLA)と豪州国防科学技術グループ(DSTG)が共同で実施する。

 日豪は新たな安全保障協力に関する日豪共同宣言を2022年10月22日に署名。豪州国防省によると、今回の研究プロジェクトは2023年6月に調印された二国間研究・開発・試験・評価(RDT&E)協定に基づく最初のもので、ロボットや自律システムの戦略的能力を強化するもので、将来的な研究の基盤構築につなげる。

関連リンク
防衛省
防衛装備庁
Australian Government Department of Defence
Defence Science and Technology Group

防衛省、市ヶ谷で防衛産業参入促進展 1/31から(24年1月22日)
防衛省、海自の新哨戒ヘリSH-60L運用開始へ(23年12月23日)
空自、虎ノ門ヒルズに宇宙協力オフィス 民間技術の活用加速(23年9月30日)
防衛省、F-35エンジン整備拠点の運用開始 IHI瑞穂工場内(23年6月29日)
日英伊の次期戦闘機、英国防省が1千億円超え大規模投資 35年配備へ(23年4月15日)
IHI、次期戦闘機のエンジン参画 日英伊が共同開発(22年12月10日)
次期戦闘機、日英伊3カ国共同開発 F-2後継35年配備へ、米とは無人機開発(22年12月9日)