防衛省と豪州国防省は、「水中自律型無人機に関する共同研究」に関する事業取り決めに署名した。共同研究の成果を、日豪が水中自律型無人機を相互運用する際に役立てるようにする。
日豪両国が持つ水中音響通信の試験評価シミュレーターを使い、双方の水中音響通信モデルや海洋環境情報などを持ち寄り、さまざまなシナリオでシミュレーションを実施して、水中音響通信の評価指標の確立を目指す。研究は防衛装備庁(ATLA)と豪州国防科学技術グループ(DSTG)が共同で実施する。
日豪は新たな安全保障協力に関する日豪共同宣言を2022年10月22日に署名。豪州国防省によると、今回の研究プロジェクトは2023年6月に調印された二国間研究・開発・試験・評価(RDT&E)協定に基づく最初のもので、ロボットや自律システムの戦略的能力を強化するもので、将来的な研究の基盤構築につなげる。
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防衛省
防衛装備庁
Australian Government Department of Defence
Defence Science and Technology Group
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