日本航空(JAL/JL、9201)は1月24日、長距離国際線機材のエアバスA350-1000型機の2号機(登録記号JA02WJ)を26日に就航させると発表した。当初は2月2日に就航予定だったが、整備作業が完了したことから前倒しを決めた。
*1/26に就航。記事はこちら。
A350-1000は、長距離国際線機材であるボーイング777-300ER型機の後継機で、24日に1路線目の羽田-ニューヨーク線に就航。初便は2023年12月に引き渡された初号機(JA01WJ)が投入された。1月14日に羽田へ到着した2号機は、A350-1000による運航がデイリー化する2月に入り、これまで777-300ERによる運航曜日だった金曜日に、初めてA350-1000が投入されるタイミングで就航予定だった。
A350-1000の座席数は4クラス239席で、ファーストクラスとビジネスクラスはJAL初の個室タイプのシートを採用。ファーストが6席(1列1-1-1席)、ビジネスが54席(同1-2-1席)、プレミアムエコノミーが24席(同2-4-2席)、エコノミーが155席(同3-3-3席)の「X35」と呼ばれる座席配置になっている。初号機と2号機に客室仕様の差はないが、初号機の機体後部には「A350-1000」と赤い大きなロゴが入っている。
JALは777の後継機として、2013年10月7日にA350を発注したと発表。標準型のA350-900を18機、約7メートル長い長胴型のA350-1000を13機の計31機を確定発注し、オプション(仮発注)で25機購入する契約を締結。国内線機材のA350-900は2019年9月1日に就航しており、16号機(JA16XJ)まで受領している。
777-300ERは13機保有しており、同数のA350-1000で置き換える。今年度は3号機(JA03WJ)まで受領する計画で、3号機を受領後は2路線目の羽田-ダラス・フォートワース線に投入する。
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日本航空
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