エアライン — 2024年1月15日 17:05 JST

AirJapan、予約不要の機内食 長期保存品でフードロス削減

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 ANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下のエアージャパン(AJX/NQ)は1月15日、新ブランド「AirJapan」で提供する当日購入できる機内食を発表した。日本の良さや 地域の魅力が伝わる特産品などドリンク類を含め56種類を用意し、メインターゲットとする訪日需要の拡大を図る。同社の機内食は事前予約が必要だが、当日購入できるものは予約不要となる。予約が必要ない機内食は長期保存できるレトルト食品やフリーズドライ商品を採用し、フードロス削減も目指す。

AirJapanが予約不要で販売する機内食「島根県産高級めで鯛茶漬け」(左)と稲庭吟祥堂本舗稲庭うどん(同社提供)

 当日購入できる機内食は、カレーや定食の食事のほか、お茶漬けやラーメンなどの軽食、おつまみ、スナック、スイーツ、ドリンクなどを用意。「機内から日本らしさを感じられる機内食」をコンセプトとし、日本各地の食の魅力が伝わるメニューをそろえる。またSNSとの連動により各地の伝統・文化を紹介し、乗客への誘客を促す。

 食事メニューは、島根県産のタイ切り身が入ったお茶漬け、秋田県発祥の稲庭うどんなどを用意。このほか日本各地の銘酒、埼玉・川越のクラフトビール、山梨・勝沼のワインなども提供する。

 機内食のほか、機内販売品19種類も用意する。AirJapanのブランドカラーをイメージしたオリジナルのアロマエアミストや純植物性石けん、AirJapanと川越氷川神社が共同制作した機内限定販売のオリジナル御朱印帳などを取りそろえる。また、1-9列目の前方座席の乗客には、川越の本格焼酎を限定販売する。

 エアージャパンは新ブランド「AirJapan」1路線目として、成田-バンコク(スワンナプーム)線を2月9日に開設する。当初は週6往復で、2号機導入後の4月30日からは週7往復(1日1往復)に増便。2路線目は成田-ソウル(仁川)線で、2月22日から週5往復での就航を計画している。

 事前予約が必要な機内食は13種類用意。「空から日本のおいしさの発信」をコンセプトとし、客室乗務員が開発・企画したメニューを、「日本を味わう」「日本のお弁当文化」「selectable」の3カテゴリーで提供する(関連記事)。

AirJapanが機内で販売するアルコール類(同社提供)

AirJapanが機内で販売するオリジナル アロマ エアミスト(同社提供)

AirJapanが機内で販売するオリジナル御朱印帳(同社提供)

ANAの新ブランド「AirJapan」のデザインを施した787-8のモデルプレーン=22年3月8日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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AirJapan
機内購入メニュー(AirJapan、PDF)

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