日本航空(JAL/JL、9201)は、あす1月10日からは全便運航する。8日から羽田空港C滑走路の運用が再開されたほか、事故後の大規模な遅延対応や事故処理対応などが収束し、体制が整ったため。
C滑走路の運用再開初日となった8日は羽田-伊丹線を中心に国内線14便、9日は9便を欠航した。JALの国内線は1日約730便で、グループで沖縄を拠点とする日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)と琉球エアーコミューター(RAC)の運航便を合わせると約840便運航している。事故対応が収束したことから、全便運航できる体制になった。
JALは2日の事故により、大型機のエアバスA350-900型機(3クラス369席または同391席)は1機減の15機となった。
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日本航空
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